2011年12月31日土曜日

2011年もお世話になりました

2011年5月歌津にて
師走にふさわしい12月でした。このブログも2011年3月に立ち上げて、なんとか年を越すことができそうです。

2011年は東日本大震災があり、CSRは今まで以上に重要視され、メディアにも少しずつ取り上げられることとなりました。日経にISO26000関連記事が取り上げられたり、企業のBCPや震災支援、被災地出身者の雇用、被災地への投資等々、ようやくCSRが単なる社会貢献活動ではなく、企業活動として不可欠なものであることが少しずつ理解され始めた気がします。

被災地では、フィルムに関する企業様が津波で流された写真の洗浄を手伝うようなこともあり、同じボランティア活動でも本業で培った力をどう社会に還元されるかを考える機会になったと思います。 (実際、ボランティアの中で集めた写真をどう洗浄するか、結構難しかったです。洗浄方法を誤ると写真としての価値が維持できない…)

私が所属する組織としても、震災に本業で何ができるか、トップからメッセージをいただき、模索行動していく1年でもありました。その中のほんの一部ですが、ボランティア活動については、ブログに記載されていますのでご覧ください。

ひと・つながり募金ブログ http://hito-tsunagari.blogspot.com/

私も実際に、宮城県の歌津に行かせていただきました。自然の大きさ、人の弱さと強さ、論理的に文字で記載するに限界があるような、体験をさせていただきました。

一方、大王製紙、オリンパスの問題でも、個人の犯罪だけでなく、企業のガバナンスという問題が取り上げられています。これは引き続き今後の経緯が注目されるところです。

このブログも有難いことに、CSRのご担当者の方から、

「ラギーレポートを検索していたら発見しました!」とか、
「掲載されているセミナーに行けなかったですが、次あったら行きたいです」とか、
「ドラマーだったんですね」とか、

いろいろなお声をいただけるようになってきました。また、今年は500名を超える方々との出会いがあり、2010年以上に新しい出会いをいただきました。2008年から、毎年公私ともども多くの方との出会いに恵まれております。本当に感謝です。

まだまだ始まったばかりのブログであり、記事を書く力も時間もなかなかうまくとれていないですが、愚直に着実に継続していきたいと思います。2012年度も「CSRが当たり前になる世の中に」なるように微力ながら邁進してまいります。

2012年は心機一転、オフィスが京都の町屋となります。奈良県出身の私としては久しぶりの関西復帰ですが、また新たな出会いと発見に向けて、楽しみにしております。

2011年もお世話になりました。
2012年も何卒よろしくお願いいたします。

2011年12月30日金曜日

2011年 年間人気記事ランキング

2011年度ももうすぐ終わります。ということで、今年1年間の人気記事ランキングをしてみたいと思います。

1位 アミタの被災地活動2 宮城県本吉郡南三陸町歌津という地域

2011年5月10日火曜日の記事です。ゴールデンウィークに歌津をへボランティア活動をしてきた際の報告記事ですね。その後歌津のベースキャンプも無事撤収されて、今は元通りとなっているようです。

2位 2011年 CSR4種類のセミナー開催!

2011年はアミタ株式会社で7回のCSRセミナーが行われ、私はうち5回を担当しました。
上記ページは2012年度版が整い次第、更新したいと思います。

3位 B to Bの企業ってなんのためにCSRをやるのでしょうか?

2011年4月19日火曜日の記事です。こちらは思いのほかソーシャルメディアでの反響が大きく、コメントまでいただいた記事となりました。多くの方が疑問に思っていたことなのでしょうね。

4位 東北地方太平洋沖地震とCSR

2011年3月12日土曜日の記事です。内容自体は雑感なのですが、タイムリーだったことと、検索ワードに引っかかったようで、多くのアクセスをいただきました。ありがとうございます。

5位 CSRって何?企業の社会的責任ってどういうこと?

2011年3月11日金曜日の記事ですね。震災直前の記事です。おそらくTOPにリンクしてあって、このページに来たもののCSRってなんだろう?と思われた方が多くクリックしてくださったのだと思います。

うーん、長く掲載されているからか、上期の記事が多いですね。下期はISO26000関連記事を多めに書きましたが、少し小難しい内容になってしまったのかもしれません。

記事の一部は編集を加えて、「おしえて!アミタさん」に掲載されています。

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2011年12月22日木曜日

【決定】環境にやさしい循環型農業の農産物ブランド名称「環のちから」に決定!!

先月、このブログでも告知しておりました、京丹後市公募の京丹後製造所で製造されるメタン発酵後の液体(液肥)を利用した農産物のブランド名称が決定しました。

全国から580点の応募を頂き、「環のちから」に決定されました!
詳細はこちらのブログをご覧ください。

また、京丹後エコエネルギーセンターはツイッターもやっているようです。
https://twitter.com/#!/kyotango_ecoene


みなさん、「環のちから」を見かけたら、教えてくださいね。
続報があったらまたお伝えします。



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2011年12月17日土曜日

CSRとは?企業の社会的責任ってどういうこと? パート2

ブログタイトルにCSRという名前を入れたものの、一般的にCSRの認知はまだまだ低いため、言葉の説明を入れております。以外とこの記事へのアクセスが多いため、もう少し追加で書きます。

企業の現場であっても、「CSR=企業の社会的責任」という認知はまだ道半ばです。
地方であったり、現場に行けばいくほどその浸透度合いは少なく、誤解されていることも多いです。

私は個人的に地域活性化にかかわる活動も、前の部署のつながりから続けていますが、
CSRと言われても全く知られていないのが現状です。

ただ、それ以上に問題なのは、皆さんがCSRという言葉の意味を個々人バラバラでとらえ、その違いを認識しないまま話をしたり、拒否したりしていることです。

■CSRって何ですか?あるある


1.ボランティアに限定するタイプ
・清掃活動とか、祭りの支援とかさ。うちでもやっているよ。
(企業意外の方と製造系の方から伺うことが多い意見)
・あれは業績に余裕ある企業がPRのためにやるんでしょ。
本部はいろいろ言ってくるけど、とってもそんな余裕ないよ。
(営業・マーケティング関連部門から伺うことが多い意見)


2.経営=CSRとばくっとくくってしまうタイプ(あるいはCSR=経済責任と限定するタイプ)
・弊社は経営=CSRと考えています。つまりは儲けることこそCSRです。
(経営企画・経営層の方から伺うことが多い意見)

3.CSR=法令順守と限定するタイプ
・コンプライアンスの徹底を測ることでCSRを達成してまいります。
この延長線で「弊社は法律の基準をはるかに超えた自社基準でCSRを達成しています」という方もいらっしゃいます。
(法務、管理部の方から伺うことが多い意見)

上記、全部一部正解です。
でも、みなさん認識がバラバラのまま、通達が出たり、抽象的な方針が出たりするので、なかなかしんとうしないし、かみ合わないのですよね…

CSRに限らず、対話を行う大前提は、共通言語を持つこと。
まずは、対話の前にCSRのイメージをそろえておくことが第1歩ですね。

続きは気が向いたら、また書きます。


アミタグループでは、ISO26000の概要や、今後の注目ポイントについて学べる、CSRに関するセミナーの開催や、無料メルマガを配信しています。ぜひご参考ください。
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2011年12月11日日曜日

広島にて「社員を巻き込むCSR・環境活動のポイントセミナー」を実施しました。

12月9日は広島にて、「社員を巻き込むCSR・環境活動のポイントセミナー」をさせていただきました。このセミナーはアミタ株式会社が、2011年7月に広島営業所を開設したことに伴う連続セミナーの一環で、企画実践させていただく機会を得ました。

おかげ様で16名のお客様にお越しいただきました。


1.本社CSR・環境ご担当者様
2.拠点CSR・環境ご担当者様

大きく分けて2つのお客様がいらっしゃいましたので、どちらにも共通するテーマとして、「社員を巻き込む」という設定をいたしました。

また、先駆的な環境活動を行われている株式会社ディスコ高木様にもゲスト講師としてお越しいただき、具体事例をご紹介いただきました。

ご参加いただいた方のご意見としては、
  • 「攻めのCSR」と「守りのCSR」のアプローチの整理ができた(インフラ企業 本社環境ご担当者様)
  • CSR活動の具体事例が知れてよかった(メーカー 本社環境ご担当者様)
  • CSRの具体的な整理ができた(メーカー 現場ご担当者様)
等のお声をいただきました。
CSRのセミナーって、ISO26000とかGRIとか報告書やガイドライン関連のセミナーは多いのですが、実務のセミナーって実際あまりない気がしておりまして…

自社事業として、CSR・環境のど真ん中にとりくんでいる弊社としては、ぜひその試行錯誤の上での気づきや学びを皆さまのお役に立てることができればよいなと思っています。今後とも本社と現場と地域をつなぐようなセミナーを企画してまいります。

2012年度のCSR関連セミナーも1月にアップ予定です。ぜひご期待ください。すべてお応えできるかわかりませんが、ご要望等ございましたら、そちらもお待ちしております。

ご意見、ご要望はこちらへ。

このようなCSR/環境に関する情報は今後も、「日刊おしえて!アミタさん」や無料メールマガジン「おしえて!アミタさんメルマガ」「CSR JAPANニュース」にてお伝えしてまいります。

→日刊おしえて!アミタさん CSR関連記事一覧ページ
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